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ニンテンドー スイッチ 速報​

出品日時:2025-07-15

まものろKAI!』インタビュー。現行機でリリースしたのは、とっつきやすい世界観と『YO-KAI Disco』を始めとする音楽に魅了されて【まもるクンは呪われてしまった!


 シティコネクションから2025年9月25日に発売予定のNintendo Switch、プレイステーション5(PS5)用ソフト『まものろKAI! ~まもるクンは呪われてしまった!~』(以下『まものろKAI!』)は、2008年にアーケードゲームとして稼動した縦スクロールシューティングゲーム『まもるクンは呪われてしまった!』(以下『まものろ』)をパワーアップさせて現行機に移植したもの。Xbox 360やPS3にも移植されたが、以降のハードでは遊ぶ手段がなかったので、ファンとしてはとてもうれしいタイトルだ。

 どのあたりがパワーアップしたのか、そもそもアーケード版やXbox 360版を開発、発売したグレフからではなく、シティコネクションからリリースされることになったのはなぜなのか。シティコネクションやグレフのメンバー、そして当時のアーケードシーンを知る方に集まってもらい、『まものろKAI!』開発の経緯や見どころなどをうかがった

――シティコネクションから『まものろ』が現行機で発売されることになった経緯を教えてください。
吉川 シティコネクションは現在、ジャレコのIP展開を半分、他社IP展開を半分というスタイルで展開しています。ラインアップを考えていく中で、グレフさんのタイトルを現行機で出したい、というのを私のほうから提案させていただきました。中でも『まものろ』については、2009年に発売されたXbox 360版で当時どっぷりハマってしまって……。とっつきやすい世界観と音楽にすっかり魅了されてしまいました。

 私自身は、グレフの丸山さんとは名刺交換をしたことある程度だったので、丸山さんと親交のある弊社の佐藤(佐藤哲郎氏。シティコネクション所属のマネージャー。WASi303名義でサウンドコンポーザーとしても活躍中)に相談したんです。

丸山 佐藤さんとは飲み友だちなんです。久しぶりにお会いしたときに、『アンダーディフィート』と『まものろ』をシティコネクションでやりたいというお話をいただきました。これまでもいくつかの会社さんから移植の話をいただいたこともあったのですが、移植の技術はふつうのゲーム開発とはまた違うものなので、ある程度経験があるところじゃないと難しいかなと思っていました。

 シティコネクションさんは現在、ジャレコのIPを始めさまざまなタイトルを現行機に移植しているので、ノウハウがあるのはわかっています。佐藤さんともかれこれ20年近いお付き合いなので、やる前提でソースをお渡ししたら、あっという間に動くところまでできあがってきました。このレスポンスの早さは、うちの社風にも合うなと感じましたね。